コロナが話題ですが、定期の予防接種ももっと重要です。

2020年3月27日金曜日

 ワクチンの歴史を振り返ると、かかると重症になる病気のワクチンから研究開発され、そして全員が無料で受けられるようになってきました。
 ヒブや肺炎球菌による髄膜炎は日本で年間数百人がかかり半数近く死亡し生き残っても寝たきりなど重い後遺症を残します。死亡率は新型コロナウイルスの比ではありません。
 麻疹(はしか)は新型コロナウイルスの何倍も感染しやすく、脳炎や肺炎で死亡する率も高い病気です。栄養状態が悪い人がかかると失明します。
 今、全国で病院の重症患者に対応するためのマンパワーや物資の多くが新型コロナウイルスへ使われる中、脳炎や髄膜炎で入院しても十分な治療を受けられない事態になるかもしれません。
 こんな時だからこそ、予防できる病気はワクチンでしっかり防ぐことが大切です。